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「今日も退屈だぁ~」
「ゾンビの世界になったら退屈じゃなくなるよ!」
「そうだな~」
教室の机に横たわっていた俺に、栗栖は叶いもしない願いを言っていた。
いつもと変わりない会話をしている最中に教室の扉が開き、見慣れた2人の生徒が教室に入ってきた。
体格の良い人物と、背の高い男子2人だ。
「よっ」
「おはよ」
体格の良い方の男子生徒の名前は、中洲 翔太。
高校で知り合り、俺の数少ない友達の1人だ。
プロレスラー並の馬鹿力と体格は凄いが、ほとんど授業中は机に伏せて寝ている。
それでもテストは俺より少しだけ良いため、ちょっと羨ましいと思ったりもしている。
本人が言うには、睡眠学習らしいが俺には不可能だと思っている。
そしてこっちの背の高い男子生徒は河野 健人で、ちょっとツンの入った男子だ。
俺の知り合いの中で身長が一番高く、180cm以上だった気がするが詳しくは忘れてしまった。
そして俺や栗栖に、いつも冷たくしてるのだが俺は気づいているさ・・・
そんな馬鹿なことを思いつつ、2人の近くに集まる。
「相変わらずツンツンしてるねぇ河野は」
「うっさい」
(ツンだ、デレのないツンだ!)
俺は河野に対して、いつもこんな感じに茶化している。
こうした会話をするのがいつもの楽しみだった。
いつもの様に会話をして、5分前の予鈴が鳴るとクラスの面々が集まり始める。
学校に到着してクラスに着いた時はほとんど知った顔しかいないのだが、予鈴が鳴ると一気にクラスの面々が集まりだす。
全員が集まる頃に、開始の本鈴が鳴り出す。
時間に遅れることなくクラスの担任が入ってくる。
「さっさと席に着けよ」
「はーい」
返事だけは良いんだよな、このクラスは・・・
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