始まりの予感

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そんなことを思いつつ、順調にSHRショートホームルームは終わっていく。 「よし終わり、1時間目に遅れないようにな」 「はーい」 もう一度言うけど、何で返事だけはこんなに良いんだろうか・・・ そう思いつつ1時間目の準備をしていく。 ちなみに1時間目は体育であり、俺の嫌いなマラソンの授業だった。 俺は冬が嫌いだ、体育も嫌いだ、走ればいつも最後だ。 何より疲れることは嫌いだし、家から出たくないし、働きたくないと完全に駄目ニートの道を歩みたかった。 体育とは、俺を辱めるためにあるようなもんだった。 「はぁ死ねばいいんだよ・・・ハハハッ!」 「分かったからグラウンドに行くよ、時間ないんだから」 「・・・はい」 俺の発言を無視しつつ、中洲と栗栖と河野は俺を連れてグラウンドに向かった・・・ 準備体操を終えて、全員が自分のペースで走っていく。 俺は1周500メートルの、長いグラウンドを走りながら呟く。 「俺より速い奴は消えちまえ・・・」 もちろん返事が返ってくる事は無く、1人で黙々と走り続けた・・・ ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
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