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────ピピピピ─
綾「んー…眠い…」
…もぅちょっと…
父「あや、おきろ??」
父が部屋を開けて呼び掛けた。
綾「……もぅちょっと…」
父「だめだ。今日は引っ越しだ。淳との時間間に合わない!」
あ…、忘れてた。
ベッドから上半身だけ起こして、躊躇いながら父に話しかけた。
綾「……ね?やっぱr 父「だめだ。ちゃんと、昨日話しただろ?お前とは父さん一緒に住めないんだよ?今度はちょっと遠い。悪いと思うが…お前も兄弟と一緒のがいいと思う。だから、淳の所にいって欲しい。頼む…」
父は、私が言いたいことが分かってたのか私の言葉を遮って、気まずそうに頭を下げて言った。
綾「…………。」
そんな顔で言われたら何も言えないじゃん。私は黙ってた。
父「…早く起きて着替えなさい。」
父は、何も言わない私を置いて、部屋を後にした。
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