杞憂の瞳から

引っ越し

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そして、父と２人で暮らし始めて５年が経ち、今に至る。

父は、転勤や出張が多く忙しい人だった。だから、家に独りのことが多かったり、何度か引っ越しもした。

でも、父は、人が変わったように私に尽くしてくれた。だから、２人暮らしの生活にも困らなかった。
寂しかったけど、ただいま。と帰ってくる父に笑顔で迎えると、優しく抱きしめてくれていたから、頑張れた。

２人暮らしだったため、小学生でありながら、私は家事が普通にこなせるようになっていた。

ただ、今回父は、海外出張が決まり、私を連れて行くのが難しくなり、母の所で世話になる。

という話がでた。

「ついて行く！」と何度も言ったが受け入れて貰えず、母も交えて話し、私は母に引き取られることになった。

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