3人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
「×××!やめてよ…、もうやめて!!」
私は必死に懇願する。
「はっ!ぶりっこ女の話なんて聞くもんか。気持ち悪い女はこーゆー生活を送ってればいいんだよ!」
「そ、そんな…」
私は絶望する。
これは、私がまだ小学生だった頃。
学校ではぶりっこ扱いをされて、毎日いじめられてたときだ。
さすがの私は耐えかねて、この後転校をする事になる。
もうあんなことされてたまるもんか…!
それから次の学校ではクールを目指した。
フリフリレースやリボンなんかはしなくなったし、言葉遣いも大人を参考にしたりして、そりゃあ努力もしたわ。
あのいじめっ子を見返すために…!!
………にしても、あのいじめっ子の名前なんだったかしら。
ま、私も名前を忘れるぐらい興味がなくなったってことよね。
人をいじめ返しても、結局返ってくるのはいいことなわけないし。
私の人生ってなんだったんだろう……。
最初のコメントを投稿しよう!