私、ILOVEポテチ

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パリッ ボリボリバリバリ… クチャッビリッ 朋花「んんぅ///幸せぇ///」 私、錦田朋花。 高校一年生。 反抗期の過ぎた、いわゆる大人に入りかけの女 身長は、155cm。 体重は、…平均の2倍。 趣味は、アイドル観察。 特技は、カラオケ 志望校は、名門カルメン鷹田高等学校。 現在、黒野高富高校。 どこにでもいそうな16歳。 Seventeenを買っても文句を言われないこの歳。 結構自由な生活。 ポテチの袋を開けるのが日課の私にとって あのモデルはどうゆう生活してるんだ? なんであんなに足細いの? 骨しかないんじゃない? なんどもこう思った。 んまぁ、当たり前か… そう思い、またポテチの袋を開ける。 私が好きなのは 「カルビーのコンソメパンチ味。デラックス」 通常の2、3倍はある大きさ。 これがまた美味しくてたまらない! 胡坐をかきながら食べるポテチは最高に美味しい。 ペラッ…――― Seventeenの1枚ページをめくった。 すると、出だしには 「誰でも簡単に痩せれる!ダイエット術教えちゃいます!」 大きく書かれた目立つ文字。 ダイエット。 私は自分のお腹の贅肉をつまんだ。 ブルブル揺れるお腹の肉。 やっぱりダイエットしないといけないのかなぁ…? 頭に浮かぶのはいつもこの言葉。 このお肉のせいで、小学校の時のあだ名が 『トマト』 可愛らしいイメージのあるトマトだが 実際、 大きなお肉は、トマトの実にあたり 赤い部分は、いつもぜぇぜぇ言っている口をイメージしたらしい。 こうゆうページを見ると、いつも思い出す過去。 今は辛くないよ…?多分… 私はseventeenを閉じ、 ポテチのゴミを捨てに行った。
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