私、ILOVEポテチ

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次の日の朝… ベットから起き上がると 爆発している髪の毛。 どうしたらこんな髪型になるんだろうか? 朝から自分に問いかけた。 朋花「ふわぁ…眠ッ…」 と、口を押えながらリビングに入ると 唯「あ、お姉ちゃんおはよう♪」 と、去年まで私の着ていた制服を なんなりと着る妹 錦田唯がいる。 唯とは年子で、性格も似ているし アイドルのコンサートも一緒に何度か行ったことのある。 唯が好きなアイドルは、全般的に日本人。 ジャニーズですね? んまぁ、私もジャニーズなんだけども! そこらへんはお互い似ている。 でも、 見てみて、あいつ憎い体しやがって! 足長足細背高顔小腕長指長… って、唯こそアイドルですか? 顔は私に似て少し老け顔なのに… こんな妹を持つ姉は可哀想でしかたがない。 んまぁ、しょうがないか… 私が努力しない結果だからね。 私は、テーブルに並んだご飯を食べるために 白米を漬けに行った。 お茶碗片手に大盛り白米。 どんな16歳だ。 ほら、唯見てみてよ! 一口で行けるよあれ。 私とは比べ物にならないぐらい少ない唯の白米。 朋花「唯、私の白米譲ってあげようか?」 唯「えぇ!?要らないよ!私今、ダイエット中なの!」 と、私を犬のように追い払う。 ダイエット中。 そうか、唯はダイエットしてるんだね? そんな体から肉が消えたら… 私は唯の痩せ細った姿を想像した。 ブルッ!――― 妙に背中に寒気が走った。 やめてくれ妹。 私の想像のようには絶対なるなよ!? そう言い告げ 私はお箸を握った。 「いただきまーす!」
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