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そしてとうとう、奴らは我々を裏切った。 こっそりと接触していた黒き者にたぶらかされたらしく、昨日まで我々が乗っていた背中に、今日は黒き者たちが乗っていた。 「一日三万匹だよ?三万匹。しかも、安定供給。その日によって多かったり少なかったり、なんて事もないしさ。ついでに言うと、今まで取引してた方の奴らも美味いんだよね。数は少ないけど、マヨネーズなんか塗っちゃうと、そりゃあもう絶品で」 ああ、油断した。 名前からして黒き者しか食べないと思ったのに、結構何でもいける口だったなんて。
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