プロロ-グ

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ーーー ーー ー 誰かがいるが…  よく見えない… なんとなくだがこちらを見ているのがわかる。 だが少し時間がたつと、少しずつ近づいてくるのが分かった。 残り十メートルくらいになると誰かが止まった。 誰かの顔らヘんには黒い霧がかかっていて、顔が見えない。 「顔が見えないってのは結構、恐怖がわくな。」 誰かは相変わらず無言だ。 「お前は誰だ?」 俺は誰かに問い掛けてみるが、反応がないが、少したつと誰かは喋り始めた。 「ワレ……エ…モウ……ナイ…」   駄目だ、何を言っているかよく分からない。 「何だ?もう一度言ってく クラッ  ウッ」 急に目眩、頭痛がしてきた。 「モウ、ジカンダ マタアオウ」 「ま、待てぇっ ウッ」  俺の意識はそこで途切れた。
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