🌙魁童と瓜二つな双子の鬼の物語🌙

出遭い

∵・∴・〓★

私:『私のことよくも騙したわね。』

影魁童:『お前が勝手にやってきて。勝手に間違っただけだ。』

影魁童:『気づいちゃいたけどな、教えなかったんだ。面倒いことになりそ～で。』

私:『意地悪なんだね。何しにきたのよ？』

影魁童:『しゅうらい★』ニマッと笑った。

声をあげようとすると 強引に鬼が口付けをして声をふさいだ。

体を離そうとしても 鬼に抱きしめられてその強い力にどうにもならない。

ようやく口と口が離れた。

影魁童:『うそ。襲ったりしねえ。』

私は予想だにしない口付けにびっくりしてしまった。

―――――
なんだか訳がわからない。
涙ぐみながら心配なまなざしで聴いた。『ねぇ魁童は？』

影魁童:『まだやっちゃいねえ。』

私は嬉しくて嬉しくて泣いてしまった。

影魁童は足を崩して片膝に顔を付いて座った。そんな○○を儚なげな瞳でジッと見ていると、、着物の裾で そっと涙を拭った。

影魁童:『そんなん泣かれたら、、あいつの事やれなくなるじゃんか。』

私:『いいの。☆☆さなくていいんだよ。お願い☆☆さないで。』

影魁童:『・・・。』

影魁童:『・・じゃ・・帰るぜ。』

私:『え？帰っちゃうの？何か用だったんじゃないの？』

影魁童:『まぁ服を取りきた。ってゆうか・・襲来にきた。ってゆうか・・』

本当はどうにも会いたくて やって来たのに。

私:『ちゃんと返さなきゃね。今持って来るよ。』布団から立とうとすると、影魁童:『服なんてどっちでもいい。もう帰る!』

ちょっと不機嫌に窓から出て行ってしまった。　　　鬼さんは闇に消えていった。

私:『へ？服取りに来たって言ったのに↓』

影魁童の為に、服を取りに行こうとしたのに 何故か怒られてﾁﾝﾌﾟﾝｶﾝﾌﾟﾝだった。

私:(やっぱり似てるのかなぁ(苦笑))

魁童が無事なことが分かって、数日ぶりに安心して眠りについた。
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