🌙魁童と瓜二つな双子の鬼の物語🌙

出遭い

私は赤くなってしまった💓💓💓

久遠も赤くなった💓

ヤタガラスも黒くて分からないが赤くなった💓

ﾔﾀｶﾞﾗｽ:『小狐ん処に居候してるどじな女に伝えてくれと―。』

ﾔﾀｶﾞﾗｽ:『もう一つ言付けが。俺の影に抱かれたりしたらしょうちしねえと。』

ﾁ―――――――---ﾝ〓

私は青くなった。

私:『やだぁ💦💦💦ままま間違える訳ないじゃんね💦💦』
久遠:『○○の事じゃからのぅ。分からぬぞぅ。』

ﾔﾀﾞｶﾞﾗｽ:(……このおなごさては間違えたか。)

ﾔﾀｶﾞﾗｽ:『では言付けは伝えた。俺は逝く！』

闇の情報屋は言付けを伝え終わると速やかに発とうした。

私:『待って！！ﾔﾀｶﾞﾗｽさん私を魁童の居る崖まで案内して！？』

久遠:『○○！』

ﾔﾀｶﾞﾗｽ:『・・・俺は誰の見方でもないが。魁童の奴は嫌いじゃない。』

ﾔﾀｶﾞﾗｽ:『俺はとある仕事につかえている。邪魔さえしなけりゃ受け賜る！』

私:『ありがとう！ﾔﾀｶﾞﾗｽさん!』

久遠が涙ぐむお顔で私を見つめている。
私は久遠の両手をそっと握りしめた。

私:『久遠。』
久遠:『〇〇。』
言葉にはできないけど お互いを想い合う気持ちがそこには行き通っていた。

私:『戻って来たらお稲荷さん沢山作ってあげるからね(^_^*)』

久遠は泣きそうになるのをぐっと堪えた。ここでいやじゃと泣いたら〇〇は揺らいでしまう。

涙を堪えた笑顔の久遠:『わしは〇〇が笑っているのが一番嬉しいのじゃ。お稲荷は約束じゃぞ。約束を破ったらもう一緒に眠ってやらんぞ。』・∴・♪

潤む目で見つめる久遠に笑顔で返事をした。

久遠の手をそっと離すと・・・

私はヤタｶﾞﾗｽと夜の闇へと掛け出した―。