🌙魁童と瓜二つな双子の鬼の物語🌙

出遭い

:*:・°～魁童と瓜二つの双子の邪鬼の物語〓～*:・°

黄玉の山に静かな朝が訪れた。

嵐の前の静けさだ。

私:『おはよう・・かいどう』

私:『あれ？』

すぐ側にあった温もりが消えていた。

見掛けた事のない羽織りが掛けられていた。昨日の夜寒いからって魁童が掛けてくれた*:・°:*:・°

昨晩は暗がりで気が付かなかったけど 愛用している着物とは別のだった。

私:『…あたらしくしたのかな？なんでかいどういないの？』

寝起きのボーッとした頭で夢うつつに考えてみる。

ハッとした！！！！

私:『月讀さんと久遠が目を覚ます前に戻らなきゃ！！』

羽織りを片手に慌てて駆け出した！

◇屋敷へ付いた◇

昨日は久遠が一緒に寝てくれたのだ・∴・♪
久遠は 私が落ち込むといつもそうしてくれる。優しい久遠♪でもここの所。。。近頃は毎日一緒に眠っている。

幼き頃、両親を亡くし甘えられなかった久遠。甘えたがろうとしている久遠が可愛いくて♪

私:『目が覚めて私が居なかったら、久遠が淋しがっちゃうもんね！』