傭兵兼何でも屋

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「ただいま~」 彼は両開きの扉をあけ、中に入った。まず目に入ったのは、突き当たりにある大きな机とイス。これは彼の仕事用の物で、彼が家にいる時は大抵ここにいる。左には応接用の机と、それを挟んでロングソファーが二つある。左の奥の壁には扉がある。同じ扉が右の手前の壁にもあるが、そこの説明は後にしよう。右の奥には二階に上がるための階段がある。 「お帰り~リュウ、今日はどうだった?」 と、階段から茶色いロングストレートの髪に、同じく茶色の目をした少女が降りてきた。 「ただいま、みゆ。依頼は成功、これで今月は大丈夫だ。」 「そう、良かったぁ~、先月はお金なくてどうしようかと思ったもん。」 「う…悪かったって…。」
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