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「でも魔法が使えないのは少し残念だよ。コノハに見せつけるチャンスだったのに…」
「ジンクの魔法は強力だからな…」
魔法――。
それはこの世界では日常茶飯事に使われるもの。
グロリアスワールドにおいて生物には血液と似たように魔力が流れている。
しかし血と違い魔力は空になっても命を落とすことはないが、疲労はとてつもない。おそらく一日は動けなくなるだろう。
そして体内に流れる魔力を消費して発動するのが魔法。
魔法には属性、階級がある。
一次元魔法の火、水、氷、土、雷、風。
二次元魔法の光、闇。
三次元魔法の時。
このように属性、階級があり、階級が高いほど威力が高く、魔力消費量が多い。
しかし階級が低いからと言って、階級が高い魔法に勝てないというわけではない。階級が高いとは元のレベルが高いだけで、一次元魔法だって使いこんでいれば上の階級に勝てる。要は本人の力量次第で魔法の威力は決まるのだ。
ジンクの属性は火なのだが火力がすごく、爆風で吹き飛ばされてしまう。
対して俺の属性なんだが…ない…。
本来なら幼少期に魔石に魔力を流し、魔石の反応で属性を判別する。
ジンクは魔力を流したとき、魔石は火を灯した。これが普通なのだ。
だが俺は違った。魔力を流しても魔石が反応しない。
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