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そしてだ
俺が恐れていたことが起きてしまったんだ
そう
そいつの手に降り立った俺の分身の液体ちゃんは必死になって男のめちゃ短髪に泡を立ててやろうとしたんだが・・・
量が量でちょっとしか立てることができなかったんだ
必死の努力も虚しくしょぼんと落ち込んでいると
そいつは水分が足らないと思ったのか
シャワーの蛇口をちょっとひねって水を出し
それを我が泡立て失敗により無残極まりない姿になった駄作にぶっかけたんだ
「あ”っ、いってえ!!!」
そう
そうなんだ
俺は一番やってはいけないことをしてしまったんだよ
買主に苦痛を与える
というね
俺はその時
俺のすべてが終わってしまったのだと
そう確信したね
おかげで今
俺の隣には「もう手放せない!」がいる
さんざんけなした後でこんなことを言うのもなんだが
やはりあいつはすごい
たったの四分の一ぷしゅで任務を遂行してみせる
だが俺はつくずく運がいいようだ
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