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俺の顔を見て、少し眉を寄せ、
「何で韋駄天なのよ。 ってか、お供えって何?」
だから……今のこの状態で、お前と会話は出来ねえだろうが。
しょうがねえので、また笑ってやる。
「何をにやにやしているんですか? いやらしい」
今度は総司に言われてしまった。
いやらしいって何だよ。
「総司……、もっと他に言いようが無えのか」
「ありません。 だって土方さんですもん」
「あぁ?」
どういう意味だ!
拳骨でも落としてやろうかと思ったら、さっと立ちあがり、
「韋駄天様に、よろしく!」
と、部屋を出て行ってしまった。
まったく、逃げ足の速い奴め……。
「だからさあ、何でお供え?」
椿は、まだ聞いてやがる。
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