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天気予報「本日は、日本全国で真夏日となるでしょう。熱中症には十分ご注意下さい。」
どうやら今日も暑いようだ。
まぁ、夏だから暑いのが当たり前なんだが。
俺と若葉は今、冷房と扇風機をフル回転して、涼んでいる。
怜「冷房と扇風機のない夏なんて地獄なんだろうなぁ～。」
若葉「………そうだね………。」
こんなことを話ていると、環境省の方に、節電にご協力下さいとか言われそうだなとか思いながらも、ついつい冷房と扇風機のリモコンに手が伸びてしまう、この頃。
「ピーンポーン♪」
すると不意にインターホンが鳴った。
この瞬間、俺と若葉の間に無言の決闘が幕を開けた。
怜(若葉が動くか？……いや、動かないだろうな。だが俺だって動く気はさらさらないけどな。)
若葉(怜が動いてくんないかなぁ～。)
「ピーンポーン♪」
またインターホンが鳴る。
それでも、俺も若葉も動かない。
部屋の中では、ただテレビの音声だけが響く。
「ピーンポーン♪」
怜「しつこいな。」
若葉「……うん……。」
「ピーンポーン♪」
いつしか、俺と若葉の決闘ではなく、俺と若葉VS訪問者になっていた。
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