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怜「いいか?若葉、絶対に動くなよ?動いたら負けだからな。」
若葉「……んゆ………。」
「ピーンポーン♪ピーンポーン♪ピーンポーン♪ピーンポーン♪ピーンポーン♪」
とうとう、向こうも痺れを切らしたのか、インターホン連打という手を使って来た。
しかし、この程度で動く俺達でもない。
俺達は尚も、動かない。
「ピーンポーン♪ピンピンピンピンピンピンピンピン♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」
もはや、ただの連打ではなく、スピード連打になった。
怜「これはインターホンが壊れるのを待つしかないな。」
若葉「………音……うるさい………。」
怜「イヤホンでも着けて音楽聴くか。」
と言ってみたものの、良く考えたら、イヤホンもCDも音楽プレーヤーも手元にはないわけで…………。
仕方ないからテレビの音量を上げた。
すると、外から声が聞こえてきた。
???「コラッ!!えぇ加減にせぇよ!?どんだけ居留守使たら、気が済むんや!?」
関西弁が聞こえてきた。
しかも聞き覚えのある声。
若葉「………遊……じゃない?」
怜「遊………だな。」
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