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ということで俺と若葉、さらには桜と聖に柊に昴さん燿と苺も途中で拘束され、現在新幹線に乗っている。
とまぁ、ここまで嵐のような展開な訳で、俺と昴さんは疑問に思ってる訳なんだが…………
若葉は新幹線に乗るや否や、すぐ夢の国に飛び立ったし、桜と苺と柊はトランプをしている。
聖と燿は何やら漫才みたいなことをしてるわけで。
肝心の遊はずっと窓の外を眺めているだけで、何も教えてくれない。
そもそも、遊がなんの連絡もなく急に現れ、急に大阪に行くなんてそんな無理矢理のことをするのは珍しいわけだ。
そりゃあ遊だって関西人だから関西のノリは持ち合わせているが、今までの人生でこんな無理矢理な遊は初めてだ。
そんなことを考えていると、昴さんが俺にそっと囁いてきた。
昴「怜さん、そろそろ遊さんに話を伺ってみませんか?」
昴さんの言うことも一利ある。
ただ、俺は…………
怜「いや、遊が話してくれるまで待ちましょう。」
昴「そうですね。」
昴さんは俺の意図を読み取ってくれたみたいだった。
その後も何もなく、結局遊から説明はなく、大阪に到着してしまった。
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