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新大阪の駅から、バスに乗り換えて、遊の家へと向かった。
そして遊の家に到着した。前に来た時と何ら変わりなく(強いて言うなら金閣寺のレプリカはなくなったが)相変わらず立派な家だった。
ただ、変わった事と言えば、遊の母さん、つまり稟さんがいないこと………。
稟さんの恒例のドッキリがないため、なんだか、遊の家に来た感じがしないのだ。
それは俺だけじゃなく、桜や若葉、柊、燿も感じでいるようだ。
遊に案内され、中に入ると、また懐かしい顔が二つあった。
來「久しぶりやな。怜。」
怜「あぁ。おまえ、なんかチャラくなった?」
來「んなわけないやろ?」
來は大阪に住むようになったせいか、関西弁が身についていた。
そしてもうひとつ……。
トム「ニャ~。」
遊の家で飼っている猫のトムも出迎えてくれた。
トムがやたら來に懐いているのはちょっとびっくりだったが、きっと來の人柄に惹かれたんだろうと自己解決した。
遊「さてと、皆、ちょっとえぇか?」
ようやく遊が口を開いた。
そして、皆遊の話に耳を傾ける。
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