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遊「皆を無理矢理連れて来たんは、そのなんちゅうか…………もうすぐお盆やん?だから……その、皆にオカンに会うてもらいたいなぁと思って………せやけど、お盆やと、皆自分の親族の墓参りとかあって忙しいやろうから………せやから、今、無理矢理連れて来たんや……………すまん………。」
遊の口調は、いつもみたいな元気さはカケラもなかった。
多分、俺達に文句を言われると思ってるのだろう。
だけど、俺達はそんな人間じゃないわけで………。
燿「遊のくせになんか元気ないんじゃねぇか?」
燿が口火を切った。
燿が喋った時、一瞬遊がビクッとなっていた。
燿に続いて、他のメンツも口を開く。
昴「確かに遊さんにしては、元気ないですね。」
聖「こっちのリズムが狂っちまうぜ。」
柊「なんか遊、勘違いしてるです。」
桜「私達に怒られると思ったんじゃない?」
苺「オレ達と長い間一緒にいて、オレ達がそんな人間じゃないってわかってるはずなのにな!」
若葉「………遊は……ホントに………バカ……。」
怜「ったく。俺達は、別に怒っちゃいねぇよ。だってよ、俺達………。」
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