夏の風物詩と言ったら、流しそうめんだろ

3/7
前へ
/110ページ
次へ
少々お待ち下さいと言っていたが、既に5分経っている。 まぁ、柊の家はかなり広いから世話人も柊を探すのにてこずってるんだろうけど。 結局、柊が電話に出たのは更に、それから10分後のことだった。 柊「もしもし?柊です。」 怜「あっ、柊か?」 柊「怜ですか?どうしたんです?」 俺は、さっき燿に説明したように、もう一度説明した。 柊「竹ですか?ありますよ?」 怜「ホントか!?」 柊「はい。七夕の時に使った竹が残ってるです!」 その後、話は進み、柊が家に持ってきてくれることになった。 にしても、さすが財閥の御家柄、七夕にパーティーをやるなんて…………。 著名人を集めて七夕パーティーをやったらしい……。 少しではあるが、柊と住む世界のギャップを感じた。 俺は、桜、苺、聖の三人にも連絡した。 三人とも、流しそうめんを食べに来るとのこと。 人数は多い方がいいからな。 怜「あれ?誰か忘れてるような…………。まぁいっか♪」 そうめんを茹で、竹以外の準備を済ませ、竹の到着を待つばかりだ。
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加