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警官は手元の赤外線に指輪の黒い装飾部分を当てて内部IDを読み取った
「えーと90325、ヴィーザス ジルグ アガード…と。 90257 ライザス ダージャン イリダルバ…と。確かに確認致しました。通行を許可いたします」
警官はそう言うとそそくさとお付きのチビな警官を連れて立ち去った
2人がタクシーに戻ると上がっていった重厚なのゲートをくぐって支部の正面玄関に向かう
支部の正面玄関には大理石が使われており高級オフィスそのものだった
ヴァチカンも同じような仕様だが今の日本の経済力にこの大理石の床は堪えているのではないだろうか
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