プロローグ

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ともかく、俺は彼女の莉子と夏祭りに来ていた。 俺は射的で当たった白いウサギの仮面をナナメに頭に引っかけて 莉子は金魚が入った2つの袋を左腕に引っかけて 下駄の音が耳に心地よかった 夏祭りって感じがして 気がついたら隣で鳴っていた下駄の音が消えた 消えたと思えば後ろから聞こえてきて ばっとウサギの面を取られた 「これ、莉子のにするー。いいでしょ?」 ウサギの面を持って聞いてくる莉子はうんとも言っていないのに俺がしていたようにナナメに頭に引っかけた それが可愛くて うん、いいよ と俺は笑って言った
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