闇
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ずっと祈っていた。 独りで。 明かりが掴める気がして、我武者羅に。 ただ我武者羅な分、裏切られた反動は倍となり崩れ落ちるのも容易かった。 祈っていたのは何のため? 何にあがらうため? 何に叛きたかったのか。 「姫」 感情無い器にかけられる声。 祈りの宮にただ窓から注がれる一筋の光を浴び、祈る少女はどこまでも清らかな気がした。
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