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「ん?そうでしたっけ?めまいと眠気でなにいってるのか聞いてなかった」
腰から黒胡椒と塩を袋から出して振り掛け頬張っている。
「アイリス……いつヘルコンドルをメラで焼き尽くして丸焼きにする方法なんて教えたかしら」
周りを見てみると数体のヘルコンドルの胸に風穴を中心に羽が燃やし尽くされている。
アイリス・リル・ソランジュ
通称アンナ様、必要以上に歩き慣れていない箱入り娘
幼なじみの私に普通に話してくれるのも長いつきあいがあるからだ
ロングヘアーで綺麗な白銀と藍色が連なった髪そして美人ときたもんだ、今日で16歳になるのだが少しだけ幼さがのこる。
額には王女としての証
『天空龍の涙』
がプラチナの鎖につながれた透き通った涙型の宝石を頭に付けらている。
「おなか空いたから、メラでも当てたら焼けないかなって目立たないように音をカットしたのになんでばれたんですか!……モグモグ……暴れ牛鳥の方がおいしいかもですね…まあ焼きたてだから美味しいけど』
メ・ラ《Me・ra》
最下級ランクの小さい炎の玉を撃つ魔法
一般市民でも扱える簡単な魔法
だが遙か上空に鳥の魔物に簡単に命中させ丸焼きにしていた。
通常ならあり得ない射程距離からの射撃
そして詠唱無しの発動、いくら最下級とは言え連射及び100パーセントの命中力
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