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でたらめにもほどがある彼女の能力に嫉妬したことがあるが、何でもこなす彼女にも魔王より怖い母親のスパルタ教育によるものだが私と比べ楽しそうに勉強をしていた。
「まったく……しょうがないわね、出発は明日にしなさい朝十分に食べさせなかった私が悪かったんだし……あと明日は、ちゃんとバーバラの酒場に行くのよ……まったくあんたは勇者の自覚が……」
アンナ様の勇者としての仕事、魔王退治もあるのだがこの世界の礎になる扉の鍵を取り返すことが任務だ
魔王なんとか(名前忘れた)の討伐よりも世界の鍵が重大になるほど大切なことなのだがまったくアンナ様は、そのじかくをもっていない……と思う。
「わーい、家でご飯……バーバラの酒場に行くの少しやだな……メラしか使えない勇者の私にどれだけの人がついて行ってくれるのかわからない状態だし」
ヘルコンドルの肉を、一人で食べ終わった後、素直にミーナ様の言葉に喜んでいる。
周りを見るとまだ、丸焼きが数個落ちている。
「ミレイ、アンナさまことちゃんと護るんだよ、私たちには必要なお人なんだから何かあったら……わかってるよな」
白い色の綺麗な肌で筋肉質、小さくて華奢な身体、腰には、『刀』と言われるサーベルを腰に下げた彼女は、以前在籍していた『プリオール・キシュルティ』の騎士団長
カイザス・ニクス
男勝りだけどアンナ様に一番気を止めている人だ
『今私がいることは、王様には他言だよ、ナイショもしアンナ様に手を出したら容赦しないからね………後これは、私からの餞別だ、大事に使えよ』
そういうとミーナ様とアンナ様に一礼しツカツカと早足で行ってしまった。
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