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「えと……2人とも周りの動物を痙攣させちゃうオーラで見つめないでね?周りに迷惑だよ?」
ニコニコしながら、真っ黒な視線で見つめ合う2人、真っ黒オーラに抵抗できない鳩や散歩中の犬、小龍が痙攣して道の所でピクピクしている。
「お前らいいかげんにしないか!!今まで見ていたが空気中に攻撃的なマナを流し動物達を中毒にするとは、お前らは、規則違反だぞ……ミーナ女王様の知り合いと言うことで注意だけですまそうと思ったが……」
いやいや私は無関係ですから、争っているのは、2人で私は、関係ないから!!
取り敢えずぶっ倒れている動物達を駆け足で解放してあげる。
「ハァ……キアリー、毒物みたいなものだから効くかな?」
ぐったりしていた犬達は、ゆっくりと体を起こして尊敬な眼差しでみつめてくる。
僧侶魔法
キ・アリー《KI・ari-》
いわゆる体内の入った毒や細菌を消し去る少しレベルの高い白魔法、サラが得意で広範囲で使用が可能だ、私もできたりする。
「ん……ごく、げー苦自分の発明なのにこんなに凄まじいなんて」
鞄から出した黒や赤、紫がまだら色に転々とついた液が入った薬瓶を飲み干した
『人の言葉を覚えるけど毒ですから飲んだら死ぬほど苦くまずいですよというか死ぬかも薬』
と達者な人文字で薬瓶のラベルの下の方にかかれている。
薬名長くない?あ~変な臭いが充満しているせいで歩いている人がパタパタ倒れている。
「クーン……」
毒から解放された子犬がどうにかしてと言う感じで訴えてくる。
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