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2014年…
俺は当時4才、母は俺がまだ2才の頃に他界した。
母が死んでから、父が俺を育てた。
父である片我 勝(ひらが まさる)は、政治家で俺は裕福な生活をしていた。
厳格な父のもと、育てられた俺は、4才にして頭脳明晰だった。
そんな、俺は厳格な父に育てられたおかげで、政治家の裏事情についても目にして来た、小さいながらも父の権力を得るためにしてきた悪事も見てきたが、たかが4才の餓鬼に何ができる?
自分の無力さを、思い知った。
実際、母が死んだのも父から来るストレスが原因だと、家政婦の人は言っていた。
俺もそうだろうと、小さいながらに薄々感じていた。
それも合いまって、父に対する尊敬などは、上辺だけの飾りで父に対する怨みを、覆い隠すためのものとなっていた。
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