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私はホテルのエレベーターに乗り込むと、家を出る時、ウエストポーチに無理矢理押し込んだ携帯を取り出しアケミにメールする。
《起きてる?》
《起きてるけど、何だよ…こんな時間に?》
直ぐに返信がきた。
私はアケミに電話をかける。
「もっしー、どうした??」
「終電ないから、泊まらせて。5分で行く。」
「いいよ…なんかあったな。アンタがそうやって余計な事言わない時は、なんかあった時って決まってるからねぇ。」
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