そのマラ最低故に…

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 アケミのアパートに着くと、インターホンを鳴らす。 …ガチャリ…  扉が開いて、アケミは私の顔を見た瞬間笑いこけた。 「あーはははーっ!!アンタその顔ぉ!!目が半開きで、鼻の穴広がって、口尖らせて、ほっぺ膨らませて…不機嫌マックスだねぇ…あがれ、あがれ、話し聞いてやるから。」  私は無言で上がり込むと、自分の指定席の座椅子に座って、アケミに似ていると自分がプレゼントをした丸い猫の縫いぐるみを抱き抱えた。 「何々…何があったのさ。」  私はシンジとの事を一部始終話した。
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