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「何それ…おもしろいんですけどぉ…あーはははーっ!!入ったかわからない、魚肉ソーセージより軟らかいのって…ウケるぅ!あっはーっ!!」
アケミなら笑い飛ばしてくれると思った。
アケミが笑い転げる姿が可笑しくて、可愛くて、私も釣られて笑う。
「アケの為におもしろいネタ、ゲットしてきてあげたんだからね!うふふっ…うははははっ!!」
「んでアンタ、ライブには行くの?」
「はぁ??行くわけないじゃん。」
何だかスッキリした。
「さあ飲め…飲んで寝ろ。それで忘れたらいいさ…入ったかどうか、わかんないようなの、経験本数に入れなくてよし!!記憶から抹消しろ!!アンタはまだ一本しか知らない!!だろ?あーはははーっ!!」
「脳内から、シンジ丸ごと抹消じゃあ!!」
私は普段あまり飲まないが、アケミが手渡したビールをグイグイと飲む。
シンジは見た目が私の好みのタイプピッタリだった。だからショックが大きかったのだ。
それと人気者に好かれたからと、いい気になって着いて行った自分が、なんだか情けなかった。
だから、アタシの脳内から抹消してやる。
そのマラ最低故に…
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