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私は再びシンジに背を向けて横になった。
きっと私、さっきよりガッカリな顔してる自信がある。
きっと目は半開き、鼻の穴を広げて口を尖んがらせて頬を膨らませた顔をしているに違いない。
「ミウミちゃんよぉ…まだ恥ずかしがってんのかよう…可愛いヤツめ!」
シンジは私をまるでゴールデンレトリバーかなにかを撫でるみたいに、ゴシゴシ撫でた。
撫でるに関しても雑だな…もぅ!!
ゴシゴシ私を撫でながらシンジは言う。
「合ドラ、使っていい??」
「こーどら??」
「合法的な素敵なお薬だな。」
「素敵なお薬に合法とかあるの?」
「まあ、違法なヤツの科学式をちょっくらいじって、合法的にしたやつさ。」
「よくわかんないけど、どうぞ。それで、それ使うとどうなるの??」
「めっちゃ変態になるし何回もイケる。残念なのがこれ使うと起たなくなるのがな…たまにきずなんだよな。ミウも使う?」
どうせシンジのフニャフニャなコックではイケないし…起たなくなって挿入無理でも構わないかな……
そして起たないそれで何をするのだろうか、気になった。
「私はいいや…なんか怖いし。でも使うなら、どうぞ。」
「そうか…一緒にキメたかったけど仕方ねえな。んじゃ準備するから待ってな…コイツをケツからぶち込まなきゃなんねえから…便所行ってくるな。」
ふーん、そんなのがあるんだ…
知らない事って意外と沢山あるんだろうな。
私はベッドのシーツに包まって待った。
「ムフフフフッ変態になってきたぞぉ!!」
シンジはシーツごと私に抱き着いて、相変わらずの雑なキスをしてきた。
私はそのキスに苛立ちを感じてシンジの唇を軽く噛み付いた。
「こらぁ!」
私はビクッとして、シンジの唇から離れ目を反らす。
「今のいいじゃんかぁ~。もう一回してぇ~。」
私は怒られたのでは無いと安堵すると同時に、少し阿保らしくなった。
「い…嫌だよ!」
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