第一章、動き出すひじき

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やぁ、みんな 僕は青春を桜花する男子高校生Aです え?なまえ? だから男子高校生Aです 僕は一度すごい夢を見ています それはわけのわからん偉人どもが魔王を倒す夢です ほんとに高校生にもなって僕は… 「こら!!Aー!!起きなさい!!」 こんなしょーもない夢を見てるんだったら恋をしてみたいね だからモテないんだよ 「こらー!!Aー!!起きないとあなたの今日の晩御飯セミの脱け殻にするわよー!!」 おぉっと、それは困った所じゃない 「待ってよお父さーん!!起きてるよー!!」 え? お父さんのしゃべり方? 気にしないでくれ しかし今は朝の4時半… もうそろそろあいつが来てもいいはずなんだが… 僕がそう思った瞬間部屋の窓ガラスが大いにぶっ飛んだ 「よう、A。待たせたな、ほんとの戦いはここからだ」 「なぁ、Bよ?毎朝毎朝部屋の窓ガラスを割っての登場なんとかならんか?」 「無理だな」 即答かよこいつ
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