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―人間界―
浦飯幽助宅
ここに、幽助、桑原、ぼたん、コエンマが集まっていた。
幽「で？今回は一体どんな仕事なんだ?」
ｺｴ「うむ、それがな…」
いつになく真剣な目をするコエンマに、幽助も真剣な表情となる。
ｺｴ「仕事は…………………ないんだ」
幽「って、じゃあクソ真面目な顔してんじゃねーよ!! ややこしいわ!」
桑「散々溜めといてないんかい!」
幽「たく…!」
ｺｴ「あ、仕事はないんだがな、今日は蔵馬達もくるからな」
幽「蔵馬達も?」
桑「ちょっと待て。達ってことは飛影もか!?」
ｺｴ「ああ。あと雪もだ」
幽「雪も!?」
それに反応を示すのが幽助だ。
雪は飛影の妹。（桑原は知らない、というか男だと思ってる）
その雪はもちろん妖怪なわけで、しかも強い。
そうなるとバトりたくなるのが幽助だ。
何かにつけて雪に勝負を持ちかけている。
雪には当然ながら断られているが…。
ぼ「たぶんそろそろ来ると思うよ」
ピンポーン
ぼ「あっほら!」
幽「はいよー」
幽助が玄関を開けると蔵馬がいた。
幽「よー蔵馬!」
蔵「やあ幽助、お邪魔していいかな?」
幽「ああいーぜ。って飛影もいんじゃねーか! お前も入れよ」
珍しく玄関から入る飛影。
そこで幽助はキョロキョロと辺りを見回した。
蔵「どうかしたんですか?」
幽「いや、コエンマが雪も来るって言ってたからよぉ。一緒じゃねぇのか?」
蔵「俺達は一緒じゃないですよ」
幽「そうかー」
などと話していると、
雪「呼んだか?」
幽「うお!?」
雪が現れた。
雪「人の顔を見て叫ぶな。失礼なやつめ」
幽「お前が急に現れるからだろ! まあいいや。ほれ、入れよ」
雪「…邪魔をする」
礼儀はいちおうある雪。
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