プロローグ

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鏡も、また別の彼女だった。 そんな鏡の彼女も僕は虜になっていた。 だが、彼女には巣は無い。むしろ、平気で嘘をつく。それが、彼女の巣だった。 僕は蝶。揚羽蝶。 いつも自由に飛び回り、ありとあらゆる苦難を乗り越えて来た。 だが、これは苦難すぎる。どちらかに堕ちた方が、僕の身は自分で守れるのだろうか…。
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