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「だろうな。この剛刀技法は剛刀新法二十八条、一閃一文字殺法だからな」
「ご、ご……ごう、とう!?剛刀技法~!?」
冷や汗と鼻水が共に滴り落ちた。
「貴様、もしや、剛刀名匠の殺人派遣か?」
慌てるアプネ。四方に逃げ出す。
「逃げてもムダだ。剛刀の名のもと、ハードカリバーを与える」
「うわぁぁっ!!やられる~!!」
宛もない見えない前方を先回りした男は、先ほどの剛刀一閃一文字殺法をお見舞いしだした。
「しぎえ~!!」
アプネの身体が胴体真っ二つに無惨にも切り裂かれた。
「また無益なゴミ処理をしてしまった。もう飽きるほどゴミが転がってやがる。この荒れ地……ウェイストの時代はいつ終わるだろうか?」
男はつぶやく。失ったアプネフィールドをひたすら歩き、剛刀の武器を引っさげて、男は次の村を目指して旅立っていく。
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