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「偽刀(アームカッター)を持て~!!我がバンク隊、我に続けぇ~!!」
「おおう!!」
威勢良い勝ち鬨が地域いっぺんに轟くほどにこだました。
バンクと名の刀将が部下を引き連れて、アームカッター兵団を築き上げた。
三十名以上いる兵団の戦力で、非武装民の安定生活は、悉く崩れてしまった。
※※※
「二日前には安定地だった村が無惨にも血の海になろうとは……」
ロージーはつぶやいた。
「この地を連鎖させたのは、あのライセというハードタイプでございます」
「ハードタイプ?オレと同じ剛刀流派か?バカな奴だ。連鎖反応世界をみすみす造り出したところで、何も変化しないだろう?」
ロージーに吹き込んだ情報屋のパックスは、一緒に笑い出した。
「笑うな、ゴミ風情が。汚れるわっ」
いきなりシビアになるロージー。
「しかし、ライセとやら許せん。そ奴、会ったらオレの奥義、剛刀法十一条、剛刀回閃飛沫を食らわしてやる。見事にな。首を洗って待ってろよ」
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