2.小学生時代

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そして、小学校の高学年。 この頃から自我が目覚めたのか、変わり者になり始める。周りからはよく「みゆちゃんは面白いなぁ」などと言われるようになってしまった。 お母さんはこの辺りから、酔っ払って帰ってきて、泣きながら「もう死ぬー!」とか叫び、ベランダから飛び降りようとするようになった。 最初のうちは兄弟で必死に止めたり、おばあちゃんを呼んだりしていた。 だけど、頻繁に同じような行動をされると人間は慣れてくる。 お母さんがベランダから飛び降りようとしても、私と弟は寝たふりをするようになった。 姉が一人でお母さんを止めながら、寝たふりを続ける私たちに「あんたら寝たふりしんときーや!」と叫んだりしていた。 そんな事もありつつ、無事に小学校も卒業。
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