みゆ苺が実るまで

3.中学時代

中学では可愛いユニフォームに憧れ、テニス部に入った。

テニス部の練習はキツ過ぎた。

一年のうちは、ボール拾いに筋トレ、校舎周りを走る。ひたすらこれの繰り返し。

小学校の頃はポッチャリしていた身体が一気に痩せた。

毎日の練習で日焼けして真っ黒とゆうか真っ赤だった。

最初は部活も真面目にやってたが、一年の途中からちょっと悪い子と仲良くなり、部活をサボって何人かで友達の家に集まったりしていた。

その中には、いわゆるパシリの子がいた。

みんな「きぃ」とゆうあだ名でその子を呼んでいた。

後に、このきぃとゆう子が私の人生に大きな影響を与えるようになるとは、この時は知る由もなかった。