壬生狼=新撰組

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「あれ?土方さん。それは縄掛けてないですけど..捕縛じゃないんですか?」 え?私ってやっぱり捕まっちゃったの? それ扱いされてるし.... とりあえず連行されてみたけどそろそろ反抗した方がいいのかな? 「いや。とりあえず身元確認をして問題がなければアレにしようかと思ってな。 永倉。アイツには内密にな。」 だが土方は短髪の男、永倉にニヤリと笑って答えた。 なんだかわからないが土方さんは私に用事が..あるのか? 実は私のことを知ってる人なのかな? 何か企んでるような笑顔と"アレ"ってのが気になるところだけど。 ヤバければ逃げればいいしね。 「わかりました。 少年頑張れよー。」 永倉って呼ばれた人の雰囲気からするに、そんなヤバい感じではなさそうだけど。 ......たぶん。 ───土方の部屋─── 部屋に着くなり土方はすぐに私から離れて腰を降ろした。 「まぁ、座れ。」 人を無理やり連れてきたクセに胡座かいて命令しやがって。 私はお前の部下じゃねぇっつーの! と、内心で悪態をつきながらも早く解放してもらいたいから笑顔で返事をして正座した。
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