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「・・・何してんの??」
ケイトは自宅に帰るなり同居人の少年カイに声をかける。
目元まで髪を伸ばし白い服を着た少年、何年か前にこの街で拾い、なんとなくケイトが世話をしている。当時は名前もなく難儀していたので適当に名前をつけた。
左腕には秘密があるため包帯が巻かれている、ケイトに拾われる前には男娼をしていたらしい。
バイであるケイトとは勿論肉体関係も結んでいる。
「・・・また猫拾ってきてまぁいいけど」
「・・・ごめん」
「ちゃんと世話しろよ?」
「うん」
そう言うと同時にベッドに横たわる。
「・・・少し寝る、マダムから連絡きたら寄越せ、多分今日ので狩りのノルマは終了だ」
「うん」
ケイトは静かに意識を手放す。
「・・・カィ・・俺を起こしてから中に入れようナ・・」
目を覚ますと白いパーカーにウサミミフードと黒い半ズボンを着た同居人を見る。
「・・・んでマダム・・・またデパートで買い出しスカ」
目の前の妙齢の黒い団子頭をしたどこか謎めいた美女はクスクス笑う。
「やはり可愛いわね、若い男の子の寝顔は」
「また見た目麗しいチャイナドレスで・・・いくつなんすか」
「年齢を聞くのは野暮よ」
クスクスとマダムと呼ばれた女性は笑う。
「・・・あんましカイを甘やかさないでくださいよ? 」
「いいじゃない、こんな可愛い子を着せ替えさせれるなんて眼福よ・・・」
「そいつはオトコにしか反応しないっすよ? 」
「だからいいんじゃない、こんなキレイな男の子、男の娘でも通じるは・・・、今度は小悪魔スタイルでやりましょーね」
カイはコクコク頷く。
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