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「ケイト次の依頼よ、カイと一緒にキャサリンの娼館に行って頂戴」
「マダム・・・カイは仕事に付き合わせない約束だぞ?」
マダムは苦笑しながら言い返す。
「わかってるワ、でもカイの力は抜きん出てる今回の相手はナンバーズ、キツイでしょ?」
「・・・他の奴は・・・」
「別件で動けないワ」
ケイトは立ち上がりふうとため息をつく。
「・・割り増ししろよ」
そう言うとカイを連れて夜の闇に消えていく。
スラム八番街
娼館通り
「・・たくっどいつもこいつもびびりすぎだ、なぁ親父? 」
腹の出た中年が身分にそぐわぬ美少年をだきよせながらガタガタ震えていた。
「・・・これからアナにつっこみながら快感にむせびなこうとしたらこの現場だ萎えるョナ・・・」
ケイトは目の前の現場、内臓が飛び出た美しい女性だったはずの肉塊を見ながらふうとため息をつく。
「カイ・・こいつぁ何番目だ??」
ケイトの言葉にふんと鼻をならす。
「最悪、食人マニアの馬鹿女だよ」
「じゃあ三番目か・・・野郎嫌いでめんどくせぇんだよな」
ケイトはふうと笑う。
「つまらなそうには見えないけどね」
「あいつのアソコニ鉛玉を捩じ込むのが楽しみナノサ」
「狂ってるね」
「ここではまともさ」
ケイトがにやりと笑うと目的の娼館へとたどり着く。
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