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「化粧くさい、気持ち悪い」
「男にしか興味のない腐れ坊やには縁のない匂いさ、ケツアナだけしかよがれない子にはね」
ブロンド長髪に細身のキツそうな美人が店内から出てきた。
「相変わらず化粧濃い、あんたいくつだょ」
「うっさいわね、ガキ、ケイトだけでよかったのに」
「マダムの要望さ、キャサリン」
目の前にいる女性、キャサリンに声をかける。
「犠牲は?? 」
「うちの看板七人」
そういうと女性の写真を投げてよこす。
「・・・確かに百合嬢が喜びそうな顔してんな」
「あら顔見知り?」
「まぁな、知り合いたくねぇが、昔馴染みだ・・・食人傾向の死姦マニア犯して食べて残骸残すってな」
「良い趣味ね、それで居場所はわかるの?」
「俺の鼻が覚えてる」
「同性愛者のくそ犬にしては上出来じゃない」
「俺が好きなのはケイトだけだ、黙ってろよ、この四十肌」
「生ガキ、恋も愛も知らないバカが生いってんじゃないよ」
キャサリンはやれやれとため息をつく。
「・・まあ資料はマダムからもらったし、いくぞ、カイ」
話が拗れそうになるのでカイを引き連れて店を後にした。
「カイ・・仕事はクールにこなせ、相手になめられるな」
「あい」
ケイトはそういうと微笑み頭を撫でる。
ここでケイトとカイの容姿を伝えよう。
ケイトはレザージャケットに黒いレザーパンツに黒いブーツ、下は無地の白いシャツに茶髪がかったウルフカット、身長は百八十前半だろうか、いたってカイは百三十程度の大きさでさきほどマダムに貰ったウサミミパーカーとショートパンツを着ている、目元まで伸びる髪の色は黒。
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