チヲクライマガツヨノムスメ

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「食い散らかしたナァ? エミリー?? 」 目の前の美しい女だった肉塊を抱えながら目の前の青い髪色の長い髪の裸体に近い服を着た女が血塗れになりながらケイトを見る。 「また邪魔しにきたのぉ??貴方の顔なんて見たくなかったのに、あのヒトと同じ顔をしてる貴方なんかに」 「・・・カイ、お前は近隣の女達を避難させてこい、街の中心部だまだ店にいるはずだ」 「リョーカイ」 カイはその場を離れる。 「・・・また邪魔するの!!あのヒトのためにキレイになろうとする私を!! 」 「言っとくが美女を喰らっても美人になんてならねぇぞ?? 」 ケイトが言うと同時に血の塊が飛んでくる!! 「めんど」 そう言うとケイトは左手を掲げ消し飛ばす!! 「・・・俺の能力[ギフト]はしってんだろ? 」 ケイトはエミリーと呼んだ女の前に立ちはだかる。 「適合率が高い奴に与えられる能力より上の能力[ギフト] あんたは完全なる適合体・・・あたし達とは違う・・・[ギフト]すら不明・・・」 「・・・アア、オマェが愛した兄貴を踏み台にして産まれた下らねぇ力だ・・・」 「それで? 今更懺悔するつもり? それとも今度はアノコを踏み台するのカシラ? 」 ケイトは煙草に火をつける。 「サァナ・・・、少なくとも懺悔じゃあない・・・兄貴は兄貴で覚悟してたしなぁ、それにあいつは踏み台にはデキネェヨ。」 ケイトはふうと息をはく。
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