プロローグ

3/4
前へ
/72ページ
次へ
「・・・」 そんな大地に立つ男の表情は、長い髪もあってよくはわからない。時折髪が風になびくときに見えるのは、無表情のなかにも見え隠れする困惑と迷い。 「!?」 そんな中男は何かを感じとった。自身も体には疲れを感じているが確認するために、左を向き前進する。 少しするとクレーターの端に人影が見えた。まだぼやっとしか見えていないが、男は何があってもいつでも対処できるように少しずつ体の神経を集中させていく。
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加