幼き頃の俺とあいつ

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「約束しようよ、才芽!」 青空が広がる、公園での砂場。 まだ小学生にも満たない女の子が、僕に向かってそう言った。 「えっ?なにを?」 「才芽はこれからずっと私の言うことを聞くの!」 「え~!?嫌だよ!」 「嫌じゃない!約束は絶対だからね!」 「わ、わかったよ……。水葉ちゃん」 「それと私のことは女王様って呼んでね!」 「どこでそんな言葉覚えたの!?」
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