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「おぉ~、やっぱ似合うな……、猫耳カチューシャ」
猫耳をつけた水葉は、俺が想像(決して妄想ではない)していた以上にその容姿にマッチングしていた。
わざわざ、水葉の目を盗んで買ったかいがあったぜ。
「今日は散々こき使われたし、これぐらいのことはバチあたらねぇよな」
まぁさすがに付けっぱなしは恥ずかしいだろうから、バスが着いたらこっそり外してやろう。
だから、それまではこの姿を堪能させてもらうとしますか。
「おやすみ、水葉」
ふと景色の方に目を移すと、空はすっかり星たちによって光輝き、周りに建物がない道を通っているバスは、その空に吸い込まれるようにその道走っていった。
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