序章

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再び花にジェスチャーで 物陰に隠れるよう伝える。 花は一瞬不安そうな 表情をした気がした… が、 花は一度大きく頷き 横の茂みへと身を潜めた。 辰巳「兄ちゃんがいいって言うまで出てくるんじゃないぞ…わかったか?」 小声で返事を促す。 花「うん…静かにしてる」 少し怯えた雰囲気の声… 辰巳「安心して待ってな」 花の髪をクシャと 一度撫でてやり、 笑ったのを確認すると その場をさっと離れた。
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