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河川のほとりで、星を見ていた。
朱姐のくれた小さな包みを開けてみると、干し柿だった。
親切な人だ。
甘味は、心を解す。
......親方に嘘は言わなかった。
でも、強がった。
彼女に貰った紐を握り手の甲で目に蓋をする。
牛を繋ぎ止める布、か。
そう教えてくれた女の子ひとり俺は繋ぎとめられない。
だけどせめて忘れないようにしよう。
彼女に教えて貰った気持ちを。
明日は初心に戻る。
入門した時のように、一つ一つ丁寧に仕上げる。
彼女が先に
飛んでいくとしても、自分は一段ずつしか上れない。
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